「ピアノ、やってみたいけど…今からじゃ遅いかな?」
そう感じて、なかなか一歩を踏み出せない方は多いと思います。
結論から言うと、大人からピアノを始めるのはまったく遅くありません。
むしろ、大人だからこそ効率よく上達できる強みがあります。
この記事では、指導者資格を持つピアノ歴23年の私が、大人からピアノを始めても問題ない理由と、気をつけたいポイントを分かりやすくまとめました。
大人からピアノを始めても遅くない理由
理由① 理解力があるから上達が早い
大人は、楽譜の仕組みや練習の意味を理解しながら進められるのが大きな強みです。
子どもの頃は「なんとなく弾く」ことも多いですが、大人は
- なぜこの練習をするのか
- どうすれば上手くなるのか
を自主的に考えながら進められるので、練習に無駄が少なくなります。
理由② 練習の質を上げやすい
大人は時間が限られている分、
「どう練習するか」を意識しやすいです。
実際、長くピアノを続けてきて感じるのは、
上達は時間の長さより“質”で大きく変わるということです。
1時間なんとなく弾くよりも、
30分でもポイントを押さえた練習の方が伸びます。
理由③ 目的があるから続けやすい
大人の場合は
- この曲を弾きたい
- 趣味として楽しみたい
など、目的がはっきりしています。
この「目的」があることで、途中でやめにくくなり、結果的に上達につながります。
嫌々練習させられていた子ども時代に比べて、大人になって自主的に練習している時間の方が、あきらかに上達スピードは上がります。
指導する側の立場でも、やる気が伝わると、その分しっかり応えたいという気持ちになります。
そのため、レッスンをより有意義にするためには、小さなことでもいいので「やってきたこと」を持っていくことが大切です。
ただし注意したいポイント
独学だと遠回りしやすい
大人ピアノでよくあるのが、
やり方が分からず迷ってしまうこと
- 何から練習すればいいか分からない
- 自分に合わない教材を選んでしまう
- 初めから間違った指の使い方をし、どれだけ練習しても指が回らない
こうなると、せっかく頑張っても伸びにくくなります。
教材選びで差がつく
ピアノは特に、
最初の教材選びがかなり重要です。
レベルに合っていない教材を選ぶと
- 難しすぎて挫折
- 簡単すぎて成長しない
ということが起こります。
また、音楽関連の教材は専門用語が多く含まれます。
読み進める時点で挫折してしまう人も中にはいるでしょう。
大人ピアノで上達するためのコツ
① 完璧を目指さない
大人になってからのピアノは、少しだけ勇気がいるものかもしれません。思うように弾けないと感じる瞬間もありますが、それはとても自然なことです。
ピアノは、少しずつ慣れていくもの。うまくいかない日があって当然です。
「上手に弾くこと」よりも、「楽しみながら続けること」を大切に。無理のないペースで続けていくうちに、ピアノはきっとやさしく寄り添ってくれる存在になります。
② 短時間でも毎日触れる
1日5分でもいいので、ピアノに触れる習慣をつける方が効果的です。
「長くやる日」より「続けること」を優先
ピアノを弾くのに天才的な才能は不要です。
日々の努力の積み重ねで、誰でもピアノを弾くことができます。
③ 小さな成長を大事にする
ピアノは、自分の成長を感じやすい趣味です。
- 昨日より少しスムーズに弾けた
- ミスが減った
こういった変化を感じられると、続けやすくなります。
退職後の趣味や、仕事以外の自分時間の中で成長を感じ、生活の中でも前向きな気持ちになることができるでしょう。
まとめ
大人からピアノを始めるのは、決して遅くありません。
むしろ
- 理解力
- 練習の質
- 目的意識(モチベーションの高さ)
といった面では、大人の方が有利なことも多いです。
大切なのは「年齢」ではなく、
👉 やり方と続け方です。
無理のないペースで、少しずつ続けていけば、確実に弾けるようになります。
「やってみたい」と思ったそのタイミングが、始めどきです。

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